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スローな非日常的な表現論Ⅱ

Photo_19 写真は作品と言えるが、芸術・アートと成りうるか。 いろいろと自問自答の連続の中からつかんだ事がありました。

私にとって写真とは、実像の複写に止まらず、非日常的な現象や、幻想的な情景を表現するアートであり、私の感動・表現を多くの人に伝えたいと思った事です。 そして、私が目指すものは、写実主義でもなく、抽象主義でもなく、印象主義的な「複雑主義的」な作品・アートを目指す事

雪が降る中で、叙情的な作品となった例

になりました。 そして、芸術的・アートな作品とは客観的な写真(説明的、記念、記録)では無く、叙情的な写真と思っています。

※ 複雑主義とは自然を象徴的に表現しようと試みたものであり、

  「偶然と必然」により生成される形態や構造にその自然の中に

   見出される複雑(カオスの縁の美)を表現するものです。

※ 叙情的とは、自分の感情や情緒を主観的に表す事であり、

  反対語としては、叙事的(客観的)です。

スローな非日常的な表現論Ⅲ

我々アマチュアは、いろいろ多いにチャレンジして、22_1

失敗しようではありませんか。

と言うのも変ですが、最初から納得が行く、良い作品はナカナカ撮れるものでは有りません。

写真館の方や、プロの先生は、失敗は出来ません。

そこで、写真のジャンルを分類してみました。

商業・プロ写真家(家業、職業)

 ・記念写真(七五三、成人式、結婚式等)

 ・記録写真(行事・式典、記録保存用、図鑑等)

 ・商業写真(商品のPR、雑誌への掲載)

 ・観光写真(ポスター、カレンダー、パンフ等)     流し撮りによる流動感・躍動感の表現

 ・報道写真(事件、行事、スポーツ等)

アマチュア写真家(趣味、余暇)

 ・ファミリー写真(家族、友人、行事等)          

 ・趣味の写真(花、樹木、風景、自然(ネイチャー)、動物)

 ・スナップ写真(町並み、旅行、人物、モデル、祭り、イベントなど)

私は、スローシャッターにより失敗を覚悟で撮影の意図・アートな表現につながる様な努力を重ねています。 結果、満足のいく表現にはならず失敗が多いですが、でもアマチュアの特権として考えています。(フィルム1本に1~2枚、作品らしいものがあれば成功です)

スローな非日常的な表現論Ⅳ

1 写真を作品として表現をするうえで、どのようなシーンをどのように撮るか。・・・・・・難題です。

感動的なシーン、共感を呼ぶシーンなどを想像しますが、非日常的なシーンもその要素です。

叙情的、幻想的、感動的、劇的であったり、またファミリー写真であればアットホーム、安らぎなどでしょうか。

先生から良く言われる事に「あなたが感動」した、それを撮れば良いのですよ。・・・と、そのつもりで撮ると「ああーそうですね。」「綺麗ですね」と言う写真に成りがちです。 結局、それ「何なの」とか観光写真とか、花の図鑑写真であったりします。

こんなシーンは感激(本来有り得ない)  私は、一時こんな整理をしたことがあります。

表現方法・・・感動を呼ぶ表現や情景(なかなか困難ですが・・・・)

 ・ドラマチック・・・・・・・・・・劇的、印象的な情景

 ・エキゾチック・・・・・・・・・異国情緒的な情景

 ・ファンタジィック・・・・・・・幻想的な情景

 ・ノスタルジィック・・・・・・・回想、記憶的な情景

 ・メルヘンチィック・・・・・・詩的、童話的な情景

 ・ロマンチィック・・・・・・・・空想的、非現実的な情景

上位の○○チックは、比較的に実現性がありますが、下位の方は、簡単ではありません。

(下位の実現には、相当な演出が必要ですね。でも表現できれば感動的でしょう)

スローなライフ(旅行・馬編)

Img_3548_1今回は、テクニックとは関係ありません。 素直に標準的に撮影した写真です。(絞りF5.6で、絞り優先撮影)

この地は岩手県遠野市の東種山放牧場であり、馬にとっては、天国であり、私にとっての光景は、「非日常的」です。

撮影時期は、7月中旬で牧草は充分に育って、この時期は、当然、草(食料)には心配がありません。 この牧場は、近くの生産農家から5月下旬頃~10月下旬に放牧され、親子や兄弟など、多いときは30~40頭がいます。

この写真は、1歳馬どうしが安心してくつろぐ、タイトル「夢ごこち」の情景です。地元の方もめったに見れないお笑い光景です。(主として、乗馬用の生産・育成)

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この写真は、同様に1歳馬どうしでタイトル「異母兄弟」です。(北海道・日高地方の生産農家の牧場から)

こちらは、サラブレッド馬で、この地方だけでも年間に数千頭が生まれるとの事です。

その後は、育成牧場で調教を受け、その過程で脱落する馬もいたり、3歳馬として、何割かは、競馬場のレースを経て、その年にスポットライトが当たる一握りの馬がスター誕生となります。

日本での競馬は、年々ファンも減少して、最近は、多くの馬が韓国に輸出されると聞きました。