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風景・花の静的被写体から、 人物・動物の動的被写体へ

6183 当初、ドライブや旅行で素晴らしい風景も美しい花々などを撮影、いろいろな写真に関する「月刊誌」や「撮影テクニック」など、多くの本を読みました。

しかし、基本技術や知識は得ましたが、なかなか撮影のタイミングとか、シャッターチャンス(絵になる瞬間)を得る事ができず、いろいろと苦労の連続でした。

試行錯誤の連続を重ねながら、いろいろな展示会で先輩方の写真(作品)を拝見しながら、大いに悩みながら考え、そしてある教室の先生からのアドバイスで「写真は人を撮ることが上達の道」と云うアドバイスを頂きました。

でも人物は、一般の方には肖像権があり、勝手に撮ることは出来ません。 そうだ、旅行・ドライブを兼ねて、各地の祭り・イベントを撮影しようとスケジュールを入れて、撮影が始まりました・・・・・。

追伸、この写真は、我が家のシーズー犬で生後間もない(3ヵ月程度)頃の写真です。

             Adscf0657_1        P1010048_2

  ← 左、生後1年半頃の写真、

     動物も結構動きますので、

     タイミングが難しいです。

     右は、生後2年半頃 →

     まったく家族の一員です。

 

              

時には、風景写真も撮ります。

私は、基本的に風景写真はたいへん難しいと考えています。   11_2

風光明媚な観光地、歴史的建造物な ど、また身近な景色など様々ですが、絵になる瞬間がたいへん重要であり、綺麗だなあと思い撮影すると、それなりに美しい写真にはなりますが作品としての評価か難しい記録・記念写真になります。

日々、変化する被写体、そして天候、風、空気感など、難しく考えればキリが有りませんが、刻々と変化する世界での霧と朝日の斜光とか、そこに生きている野鳥などとの組合せとか非日常的なシーン、そんな光景・タイミングが欲しくなります。

旅行は好きな私ですが、現在の私には、カレンダー通りの休日であり、時間の関係でなかなか難しいジャンルでもあります。

Photo_3                             Photo_11                

でも時には、こんなラッキーな写真を撮ることもできました。 梅の雪は新潟市内です。

紅葉に雪と紅葉前の雪の撮影地は福島県、おそらく、何年に一度のチャンスと思いますが、休日と一致する事は、なかなかありません。  グットタイミング

 

スローな写真表現(流し撮り)

Photo_15 スローな写真表現には、いろいろありますが、流し撮りは代表的であり、よく 用いられる手法です。

進む方向にカメラを振るタイミングは、相手のスピード次第ですが、最初はなかなか上手く行きません。

被写体の動きが、最小限であれば、比較的、全体にピントが合いますが、上下・左右などに動く被写体の場合でも、どこか一箇所、ピントが必要です。24

私の場合、シャッタースピードは、1/10~1/30秒と、被写体によりいろいろですが、スピードを変えて何枚か撮影する事により、最適な感じがつかめると思います。

作品のバックが、流れて(ブレ)動的な表現となります。

以前は、フィルムカメラの撮影であり、多くの無駄がありましたが、最近は、デジタルカメラが主流であり、確認しながら撮影できますので、チャンスは

041_1

Photo_7

大幅に増えましたので、今後益々、チャレンジの機会が増えますね。

(これらの写真は、フィルムです)

私の場合は、手持ち撮影ですが、三脚を置くスペースの確保ができれば、三脚を利用したほうが、上手く行くと思います。

スローな写真表現(流し撮りⅡ)

                                  Photo_14

スローな写真表現の流し撮りは、被写体が動くものをカメラが追いかけて撮影するのが基本です。 私の場合動かない被写体でも、カメラを振る方法で写真表現をしています。(被写体が平凡の場合、あえて流動感)

こんな感じの写真は、あまり見た事は、無いと思いますが、この場合は、必要ですね。如何でしょうか。

Photo_9

 この作品の場合も、被写体のモデルさんは動かないのですが、同様にカメラを意識的に振って撮影しています。 

こんな場合の振り方は、単に均一に振ったのでは、アクセントがでませんので、スローシャッターでも、メインとなる構図を少し長く露出をかける必要があります。(多くの露出は、最初か最後の何れでも可)

そしてポイントは、もう一つ・・つまり、ストロボを利用する事です。

スローな写真表現(静的表現)

スローな写真表現にも、いろいろな手法があります。 Scan100131_2

最も、一般的な方法は、しっかり三脚をすえた夜景が代表的です。 対象が素晴らしい景観・風景の場合はそれなりの作品に仕上がります。被写体が静止している状況と、動きのある場合では当然、シャッタースピードとしぼり(露出時間)で撮影する方法と、ストロボを用いるかでは、仕上がりに差がでます。

 

ストロボは、一瞬に被写体を止める効果がありますが、一般的にフラットなイメージとなりますのでストロボを使用するか・しないかは、よくイメージを思い浮かべながら作戦を練る必要があります。

スローな写真表現(静的表現Ⅱ)

    Photo_16                        

スローな写真表現にもいろいろありますが、この写真も静止画です。でも普通に撮影したのではつまりません。 少しでも変化を与える方法として、しっかりピントを与えたあと、ピントを動かして(外して)適度なボケを発生させます。

結果、多少ファンタジーな写真が出来ます。

 

一般的には、花の写真を撮る場合、二重露光をかけてファンタジックな作品を撮影されていますが、理屈は同じですが、私の場合は、スローシャッターを利用して1度に撮影してしまいます。

スローな写真表現(ズーミング)

スローな写真表現にもいろいろとある事に気がつきました。

Photo_13

この写真を良く見て頂くと、画像が二重になっていることがお解かりと思います。 ズーミングと言う手法を利用して、動的な表現をします。

夜なので、単にプログラムでカメラまかせでストロボを当てると、実物だけがクッキリと表現されるが、ああーそうですねぇ。ー・・・と言う写真になってしまいます。

如何に、アートな表現に変えるか。・・・・・・・・・・・それにより、結果が異なってきます。(やや非日常的)

この方法は、人物にピントを合わせて、ストロボを当て(シャッタースピード優先 1/4~1/6)レンズを望遠側に動かす事によりこの様な写真となります。

クッキリと構図を決めてから、やや冒険をする訳です。 結果として、静的な写真がやや非日常的となり動的な写真表現になります。

どうぞ、皆さんも大いにチャレンジして見ませんか。

スローなコラボレーション写真

Photo_18  写真の世界でコラボレーションとは、何でしょうか。

まったく変な言い方であり、スタジオ撮影などで助手の方がライトを調整したり、撮影会でレフ版を当てたり・・・などが考えられます。

ヒントは、タイトルにある「スロー」にあります。 この写真もコラボレーション写真です。 よくご覧下さい。 私は正面から撮影していますが、何か感じて頂けますか。 この場面では、街灯やネオンがある程度で、肉眼ではよく見えますが、カメラの露出では数秒のシャッタースピードになるでしょう。

答え・・・そこで私は、スローシャッターで他人のストロボを利用して正面以外(斜光)からの光を頂戴しています。

この様な場面をスタジオで再現する事は簡単ですが、現地ではなかなか困難です。(タイミングがとても難しいです)こんな表現をしても、理解して頂けれるプロ(見る眼)は、ほとんどおられません。(だからこそ、いろいろなスロー表現写真は面白い???)

まだこの表現での未発表作品が何枚かありますが機会があれば、また挑戦です。 そして、スローシャッター作品は、工夫次第で、ほとんどが非日常的な作品表現になります。

スローな非日常的な表現論Ⅰ

今回、なぜ私が「非日常的なスローな写真表現」Ypc_1

を目指したことについてふれて見ます。

経過 

1996年以前(10年前)の海外旅行の際に、いくつかの素晴らしい美術館を見る機会があり、絵画に興味を持つことになりました。

http://photo.blog-niigata.net/canon/2005/12/post.html

自己流では、なかなか上達の道は険しく写真教室   にいがた総おどりの最終日、感動一杯

に通いながら、雑誌によって「技術・知識」を学んで半年間の初心者教室を卒業しました。 その後、別な中級教室に通いましたが、その先生方からの影響が今日の「スローな非日常的な表現」にあります。 (この写真も光が届いているスローシャッターが活かされている写真です。)

 ・初級教室の先生から「上達したかったら人物を撮りなさい」と。

  (現在もいろいろと関係有り)

 ・中級教室の先生から 「写真は記録だ」

  (いろいろと詳しく理論や実験などで教えて頂いた)

その間、約2年半いろいろと悩み「自問自答」を繰り返しました。 人物は肖像権の問題があります。 写真は記録であるが、記録写真を撮るために写真を始めた訳ではない。 目指すのはアートから出発した筈である。(この頃は、絵画より写真に興味が強くなったが絵画は忘れた訳ではない)

数々の自問自答の中で、「写真の誕生・歴史が大きく絵画に影響を与えた」と言う事実があり、私も、写実主義(宮廷画、宗教画、歴史画)や抽象主義、近代手法より「印象主義」が好きです。

スローな非日常的な表現論Ⅱ

Photo_19 写真は作品と言えるが、芸術・アートと成りうるか。 いろいろと自問自答の連続の中からつかんだ事がありました。

私にとって写真とは、実像の複写に止まらず、非日常的な現象や、幻想的な情景を表現するアートであり、私の感動・表現を多くの人に伝えたいと思った事です。 そして、私が目指すものは、写実主義でもなく、抽象主義でもなく、印象主義的な「複雑主義的」な作品・アートを目指す事

雪が降る中で、叙情的な作品となった例

になりました。 そして、芸術的・アートな作品とは客観的な写真(説明的、記念、記録)では無く、叙情的な写真と思っています。

※ 複雑主義とは自然を象徴的に表現しようと試みたものであり、

  「偶然と必然」により生成される形態や構造にその自然の中に

   見出される複雑(カオスの縁の美)を表現するものです。

※ 叙情的とは、自分の感情や情緒を主観的に表す事であり、

  反対語としては、叙事的(客観的)です。